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聴く力を高める練習としてお勧めしたいのは"キーワード"拾いです。相手の話には「ものすごく伝えたいこと」や「できれば伝えたいこと」、そうした要素を補完する話、尾ひれの重要ではない事柄など、まさに玉石混淆です。
それをすべて完全に聴こうとするのは非効率で、かえって枝葉の言葉に引きずられて相手の伝えたいことがつかみにくくなります。かといって最初から要所はこのあたりだろう・・・・・・と当てずっぽうで接するわけにもいきません。そこで一番いいのは、先入観を持たずまっさらな状態で耳を傾けながら、相手のメッセージのツボをつかむ練習をすることです。
ときどき「ぶっちゃけた話・・・・・・」と前置きして話す癖のある人がいます。たとえばこんな具合です。
「いや課長、もうボク、ぶっちゃけ、あのお客さんを担当するのが辛くて・・・・・・。そりゃこちらも何とか要望に応えようとしてきましたけど、ぶっちゃけた話、もう無理難題のレベルまで来ていると思いますよ。だからもう、今日は思い切って課長に、ぶっちゃけて無理ですと言うしかないと思ったんです」
決まった一つの答えがあるわけではないのですが、あなたがこのように部下に直訴された上司なら、前述の言葉のどれをキーワードとして拾うでしょうか。
「ぶっちゃけ・・・・・・が何度も出てくるから、これが重要なキーワード?」そういうキャッチのしかたもありますね。
しかし日ごろは弱音を吐くような部下ではないとしたら、「辛くて」という言葉が重要な鍵になるかもしれません。あるいは「無理難題」と言う箇所で部下の語気が強まったり態度に変化があったとすると、これこそがキーワードとなる可能性もあります。
〜 3章:人を劇的に変える「聴く心・技・体」より一部抜粋 〜
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